円形脱毛症

円形脱毛症の治療は仙台中央クリニックにお任せください

円形脱毛症の発症

円形脱毛症は、突然何の前触れもなくごっそり髪が抜けるタイプの脱毛症です。ほとんどの方は何の自覚症状もなく、円形脱毛症を発症し、髪を洗っている時や、ブラッシングの際に、束になって髪が抜け落ちる事で気づきます。稀に比較的ゆっくり脱毛が進むこともあり、その場合には、自分では脱毛に気付かず、美容室や家族、友人の指摘で脱毛斑の存在を自覚する場合があります。円形脱毛症は、男女差はなく、幼児から高齢者まで幅広い年齢層で発症します。

円形脱毛症の特徴

円形脱毛症は一気に髪の毛が大量に抜け、脱毛斑が急に発症することが特徴です。脱毛斑の表面はつるつるして、境目がはっきりしています。脱毛斑が1カ所である場合、単発型円形脱毛症と言います。2カ所以上である場合、多発型円形脱毛症と言います。全身の毛が抜ける場合を汎発型脱毛症と言います。発症時期や症状には個人差があります。

円形脱毛症の原因

円形脱毛症の原因は、明らかではありませんが、免疫の異常で起こると考えられています。免疫細胞のTリンパ球が頭皮の下にある毛根を異物と見なして攻撃することで、毛が抜けてしまいます。免疫異常を引き起こすきっかけとして、ストレスが大きく関与していることが知られています。円形脱毛症は、自然に治癒する場合もありますが、再発することも多く治療に難渋します。円形脱毛症に、甲状腺機能低下症や膠原病、亜鉛欠乏症などを合併することがあります。

円形脱毛症が改善しない

円形脱毛症は、治療に反応せず、症状が長引く場合が稀ではありません。脱毛斑が小さく少ない場合は軽症で改善し易く、脱毛斑が大きく多発している場合は、治療に難渋し回復までに期間を要する傾向があります。特に、全頭型や汎発型は難治で、数年以上に渡り脱毛状態が続き、永続的に改善しないこともあります。重症型の場合は、早めに医師と相談することをお勧めしています。

円形脱毛症の治療法

円形脱毛症の治療法には、抗アレルギー薬の服用、免疫細胞の働きを抑える免疫抑制剤の服用、人工的にかぶれを起こす治療、脱毛部分にステロイド注射する治療などがあります。重症の場合には、入院してステロイドを点滴する治療も行われています。仙台中央クリニックでは、これまでの治療で効果が得られなかった方に対して、ハーグ療法を行うことで治療効果を上げています。ハーグ療法は毛根の機能を回復させる成長因子を頭皮に直接注入する治療法です。活動を停止した毛母細胞に直接働きかけ、毛髪の再生及び成長を促します。自己毛髪が本来持っている力を活性化させて発毛させるので、発毛や効果の持続が期待できます。

円形脱毛症のリスクやデメリット

  • 注射によって、頭皮の熱感や発疹、赤み、掻痒感などの症状が現れることがあります。
  • 頭皮の腫れや内出血が起こることがあります。
  • 発毛効果が現れるまでに治療回数を要することがあります。
  • 治療当日は、整髪料の使用は控えてご来院いただくことになります。
  • 治療後は施術部位を強く刺激することはできません。
  • パーマやカラーリングは、治療前後 2週間は避けていただきます。
  • ヘアカットは治療後3日間程度空けていただきます。

薄毛治療症例のビフォーアフター写真

円形脱毛症の治療
円形脱毛症の治療

39歳、女性。円形脱毛症、ハーグ療法

症例経過

数年前から円形脱毛症が進行してきた症例です。種々の治療を行うものの効果なく、最新の毛髪再生治療に期待して仙台中央クリニックを受診していただきました。大小の円形脱毛症が多発性に認められました。ハーグ療法を施行し、今まで改善がなかった脱毛斑が改善し縮小しました。

症例解説

円形脱毛症は、原因不明な疾患です。近年、ハーグ療法が円形脱毛症に有効であることが、分かってきました。数回頭皮に、薬液を直接注射することにより、毛髪の再生が認められます。難治性の円形脱毛症にも効果があり喜ばれています。頭皮の細菌感染を生じるリスクがあります。

多発性円形脱毛症
多発性円形脱毛症

22歳、女性。多発性円形脱毛症、ハーグ療法

症例経過

多発性円形脱毛症が拡大してきた症例です。最初は小さい円形脱毛が後頭部に1つだけだったので、それほど気にしていませんでしたが、少しずつ脱毛斑が大きくなって、頭頂部にも脱毛斑が出現しました。髪を洗うたびに異常なほど髪が抜けることにショックを受けて治療したいという思いが強くなり、仙台中央クリニックに御相談いただきました。後頭部に拳大の脱毛斑があり、更に頭頂部にも鶏卵大の脱毛斑を認めました。抜け毛が進行していることから、即日からハーグ療法を開始しました。治療を進めると共に、これまで変化がなかった脱毛部に発毛が認められ、脱毛斑は消失しました。

症例解説

多発性円形脱毛症は脱毛斑が多発的に生じる疾患です。目立つ部位に脱毛斑が現れると、髪の毛で隠す事が出来ず、心理的なダメージを追うこともあります。これまで多発性円形脱毛症は治療に難渋することが知られていましたが、近年ハーグ療法が開発され、効果が注目されています。毛が抜け続けたとしても毛母細胞は残っているため、成長因子を加えて細胞を刺激することで、高い確率で発毛が認められます。単発型の円形脱毛症と比べて多発性円形脱毛症の発毛には、治療のために長期間を要すことがあり、根気よく治療をすることが大切です。注射する際に痛みを伴うリスクがあります。